ビットコイン:ニュースの影響を受け短期的な変動はあるが、安定した価格を維持
昨日、64,000ドルの価格水準を超えたビットコインは、63,000ドル前後の価格帯で落ち着いています。 吉凶混ざるニュースに影響されたでしょうか。以下一緒に見ていきましょう。
米コインベース、ロンサービスで最大1億円融資可能
仮想通貨取引所のCoinbaseが、顧客のビットコイン価値の40%を最大100万ドル(約1.1億円)まで信用調査なしで借りられるようになったと発表しました。
このサービスは以下の注意点があります。1.借入額の下限と上限は米国の州ごとに異なり、米国外では利用できません。2.融資は年率8%の金利で発行され、このサービスの利用者は最低でも毎月10ドルの利息を支払う必要があります。
![米コインベース、ロンサービスで最大1億円融資可能](https://www.btcc.com/blog/wp-content/uploads/2021/11/image-19.png)
いずれにしても、BTC保有者にとってはエキサイティングなニュースですーBTC保有者は、保有している仮想通貨を直接フィアット通貨に変換せずに活用する別の方法を得たことになります。
テーパリングでビットコイン投資家が不安に
米連邦準備制度理事会(FRB)が、コロナ後の量的緩和(QE)金融政策を縮小する最初のステップとなる、月1,200億ドルの債券購入のテーパリングを発表しました。
このニュースは、ビットコインを、法定通貨のインフレに対する有効なヘッジと見ていた投資家を落胆させたと考えられます。ビットコインは2021年11月4日18:00(UTC+0)にFRBのこの発表が出た途端に価格が急落し、62,840ドルから最安値60,387ドルまで下落しました。この急激な下落の後、60,000ドルのサポートレベル付近にいち早く買いが入ったことで、ビットコインは取引開始から1時間程度で再び63,000ドル付近まで回復しました。
![](https://www.btcc.com/blog/wp-content/uploads/2021/11/1104.jpg)
アーケイン・リサーチ(Arcane Research)社によると、ビットコインの取引量については、先月のビットコイン価格の上昇にもかかわらず減少を続けており、前週比で約10億ドル減少しています。
しかし、アナリストは、ビットコインの価格が上昇の勢いを維持できれば、取引量も再び増加するだろうと楽観視しています。また、BTCが史上最高値の66,000ドル以上に挑戦できるようになるためには、取引量の増加が必要となります。