ヨーロッパ最大の通信会社であるドイツテレコム(Deutsche Telekom AG)傘下のT-Systemsは、ポルカドットに出資したことを発表しました。さらにポルカドットへのサポートを拡大し、ノードを稼働させるインフラも提供する予定だそうです。

ブロックチェーン分野にさらなる参入

ドイツテレコムはすでに、ブロックチェーンのオラクルサービスであるChainlink（チェーンリング）、NFTのパイオニアであるDapper Labs（ダッパーラボ）のFlow（フロー）、モバイルファースト決済ネットワークのCeloのPoSコンセンサスメカニズムをインフラサポートするなどのプロジェクトに提携し、ブロックチェーンの分野に深く入り込んでいます。

今回は傘下のPolkadotのT-Systems Multimedia Solutions（MMS）がPolkadotブロックチェーンにネイティブなDOTトークンを非公開の数で購入し、またバリデーターになることが決まったようです。

ポルカドットのエコシステムを改善する

世界有数の電気通信事業者のT-Systemsは、今年初めにCELO社に出資し、パブリックブロックチェーンへの関与を開始しました。それ以来、T-Systemsは、DeFiプラットフォームのインフラと戦略的アプローチを大幅に改善しました。DOTトークンへの投資は、ポルカドットネットワークに同様の結果をもたらすことをと期待されています。

ポルカドットのこれから

ポルカドットは、年間を通じてネットワークの大幅な改良を続けてきました。先週、ブロックチェーンプラットフォームは、最初のパラレルチェーンを開始しました。これにより、独立したブロックチェーンのエコシステムを多様化し、ネットワーク間の相互接続性を向上させることができます。来るべきメタバースとウェブ3.0に、パラレルチェーンは準備していると言えるでしょう。

DOTの価格はニュースの影響を受け上がっています。27ドル台でサポートされるようになり、1ヶ月に及ぶ市場の暴落から回復し始めています。DOT（ポルカドット）は一時10％もの上昇を記録し、最高価格28.03ドルに到達し、執筆現在は27.9ドルで取引されています。

2021年でブロックチェーンと暗号通貨の導入が大手企業でも爆発的に普及していると言われており、T-Systemsがブロックチェーンネットワークに関心を持ち続けることで、より多くの通信事業者が暗号通貨の分野に参入し、道が開かれることは間違いないでしょう。

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