JPモルガン、シーメンス向けに決済ブロックチェーンシステムを構築へ
ウォール街の銀行大手JPモルガン・チェースは、ドイツを拠点にするテクノロジー大手シーメンス(Siemens)と提携し、ブロックチェーンを用いた決済システムを開発していると、フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)が月曜日に報じました。
シーメンスは、自社の口座間の決済を管理するためにブロックチェーンベースのシステムを利用しています。現在は米ドルにのみ利用されているが、来年にはユーロ決済も追加される予定だ。
フィナンシャル・タイムズ によると、これは銀行がブロックチェーンに、決済などの分野をさらに自動化するための用途を見出そうとしていることを浮き彫りにしているということです。
またシーメンスによると、ペイ・パー・ユースのような決済モデルの人気が高まっているため、今後予想されるはるかに多くの決済を処理するためには、自動化の改善が必要だとのことです。シーメンスのキャッシュ・マネジメント&ペイメント部門の責任者であるハイコ・ニックス(Heiko Nix)氏が以下のように語りました。
「もしビジネスが今と同じであるなら、財務のセットアップに関しては問題ないと言えるでしょう。(中略)少し自動化すれば、コストや現金配分を減らすことができるかもしれません。」また開発の理由について「理由は、デジタルビジネスモデルの台頭により、大きな変化が起きているからです。例えば、現金を予測することができなくなっていること。」
シーメンスのキャッシュ・マネジメント&ペイメント部門の責任者ハイコ・ニックス
大手企業が徐々にブロックチェーンの実用を始め、これからの発展が楽しみです。
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