ライトコイン、再び視野に入る
ライトコイン(LTC)の価格が先週34.55%も急騰し、今日(11月10日)は269.7ドルと17.8%も急騰したことを受けて、現在注目を集めているライトコインを改めて説明し、最近の動きを分析してみましょう。
ライトコインとは?
公式サイトによると、ライトコインのブロックチェーンネットワークは、「世界中の誰に対しても、ほぼゼロコストでの即時決済を可能にするピア・ツー・ピア(P2P)のインターネット通貨」で、また「ライトコインは、中央管理者のいない完全に分散化された、オープンソースのグローバルな決済ネットワークです。」と記載してあります。言い換えれば、ライトコインは、デジタルウォレットや通貨が登場する前は、時間と手数料がかかっていた、お金の送受信、特に国境を越えた支払いの問題を解決するために設計されています。
金融界に革命をもたらしたライトコインとそのトークンであるLTCが、2011年に誕生した初期に開発された仮想通貨の一つとして、投資家から注目を集めたのは当然のことと言えるでしょう。実際にライトコインは、時価総額でトップ5の仮想通貨としての地位をかなりの期間維持していましたが、ドージコイン、ポルカドット、カルダノなどより人気のあるアルトコインが登場する現在は、トップ10からは消えてしまいました。
2021年のライトコイン価格高騰
では、最近の価格高騰の原因は何でしょうか?多くの人は、ビットコインとイーサリアムが月曜日までの数週間で価格上昇の先頭に立っていたことから、単純に仮想通貨市場全体に強気の感情が広がったことの後遺症だと考えるでしょう。
しかし、ライトコインの上昇の理由はそれだけではありません。仮想通貨のリサーチ企業メサーリ(Messari)社が提供したデータによると、人気のコインペア取引商品であるLTC/BTCが約14%上昇しました。
これは、ビットコイン市場からライトコイン市場への資本移動が増加したことを示しており、投資家が、少なくともビットコインと比較して、ライトコインは近い将来、価格上昇の機会があるかもしれないという信念を持っていることです。
さらに、ライトコインは、グレースケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)社が、グレースケール・ライトコイン・トラスト(Grayscale Litecoin Trust、GLTC)のステータスをETPから上場投資信託(ETF)にアップグレードすることを検討していることも発表しました。
これにより、ライトコインの価格変動に晒される伝統的な投資家が増えることになります。グレースケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust、GBTC)が正式にETFになったとき、ビットコインの価格が一気に上昇しましたが、グレースケール・ライトコインETFが実現すれば、同じような動きが期待できます。
まとめ
まとめてみると、ライトコインは9月下旬からブレークしていて、9月29日から80%近くもの上昇を果たしました。最近の上昇により再び投資家達の注目を集めているライトコイン、プロファイルに入れてみてもいいかもしれません。
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