FTXトークン（FTT）とは？特徴や将来性を解説【仮想通貨】
著者:c, dora
この記事を読んでいるあなたは、
- FTXトークン(FTT)とはどんな仮想通貨？その特徴を知りたい
- FTXトークン(FTT)の今後は？その将来性を知りたい
- FTXトークン(FTT)の買い方は？仮想通貨FTTの取扱い取引所を知りたい
上記のように思っているかもしれません。
最近、破産したFTX仮想通貨取引取引所の事業再開の話題が中心となっているため、FTXトークン(FTT)は5日連続で上昇しています。本稿更新時点では、FTXトークン(FTT)は過去24時間比43％高の257円と値上がりしました。
FTXトークン(FTT)は2022年11月9日、仮想通貨取引所最大手のバイナンスがFTXトレーディングのアメリカ以外の事業を買収するニュースを受け、一時74％急落し、市場から広い注目を集めてきました。
本稿更新時点（2022年11月14日）では、FTXトレーディングが米国で破綻申請を行い、米国や日本の子会社を含むグループ会社約130社が破綻手続きを申請したと発表しました。
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FTXは、バハマに拠点を置く仮想通貨取引所です。主に仮想通貨デリバティブに注力し、株トークン、NFTプラットフォーム、決済サービス「FTX Pay」などの関連サービスも提供しています。FTXが開発した独自トークンは「FTXトークン(FTT)」と呼ばれています。
今回この記事は、FTXトークン(FTT)とは何か、その特徴や今後の見通し・将来性などについて初心者でもわかりやすく解説していきます。
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FTXトークン(FTT)は74％急落 バイナンスのFTX買収合意を受け
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| 目次 |
| 1.FTXトークン(FTT)の現在価格とチャート【2023年最新】
・FTX事業再開か、FTTトークン5日連続上昇！ ・FTXトークン(FTT)の概要・基本情報 ・FTXの破綻申請 ・アラメダ・リサーチからの巨額な負債とFTT担保 6.FTXトークン(FTT)の今後に関する最新情報・関連ニュース ・バイナンス、FTX買収に合意 ・バイナンス、FTX買収を撤回 ・FTX、アラメダに100億ドルの顧客資金を「不正流用」疑い ・FTX関連会社約130社、米国で破産申請 ・Visa、FTXとの提携を終了 8.関連記事 |
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まずはFTXトークン(FTT)のリアルタイムチャートを見ていきましょう。
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2024年4月2日現在、FTXトークン(FTT)の価格は1FTT＝270円前後（過去24時間比3.96％安）、時価総額は約887億円となっています。
現在、FTTトークンは仮想通貨時価総額ランキングの144位に位置付けられています。
FTX事業再開か、FTTトークン5日連続上昇！
FTXトークン(FTT)は、破産したFTX仮想通貨取引取引所の事業再開の話題が中心となっているため、5日連続で上昇しています。
ウォール・ストリート・ジャーナルの6月28日の報道によれば、FTX再建を担っている現CEOのジョン・レイ氏は、FTX.comでの取引所再開に興味を持つ利害関係者を募るプロセスを開始しました。
事情に詳しい情報筋によれば、同社は再開に向けた資金調達について投資家との話し合いを進めています。
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FTXトークン(FTT)とはどんな仮想通貨
では、FTXトークン(FTT)とはどんな仮想通貨について簡単に説明します。
FTXトークン(FTT)の概要・基本情報
| 通貨（トークン）名 | FTX Token |
| ティッカーシンボル・単位 | FTT |
| 現在の価格（2024年4月2日現在） | 269.54円 |
| 時価総額（2024年4月2日現在） | 886.82億円 |
| 時価総額ランキング（2024年4月2日現在） | 144位 |
| 発行枚数 | 3.5億枚 |
| 公式サイト | FTT公式サイト |
FTXトークン(FTT)は、バハマに拠点を置く大手仮想通貨取引所FTXにより開発された仮想通貨です。
FTXは、サム・バンクマン・フリード氏を最高経営責任者（CEO）とし、バイナンスに次ぐ仮想通貨デリバティブ取引量を誇り、ビットコイン（BTC）の価格変動やマイニングにおけるハッシュレートの商業化も行っています。
また、MLBとの長年のパートナーシップ、米国プロバスケットボールリーグNBAチームのホームコートの命名権、米国プロeスポーツ団体TSMの命名権など、積極的なプロモーションで知られています。
さらに、NFLを代表する選手であるトム・ブレイディとその妻ジゼル・ブンチェン氏が、FTXトレーディングの株主になったことも発表されました。
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FTXトークン(FTT)の特徴
FTXトークン(FTT)はFTX仮想通貨取引所の独自トークンであり、FTXの取引手数料の削減や先物取引の証拠金として利用されています。
FTXでは多くの金融商品の取り扱いや、「レバレッジトークン」と呼ばれる特殊なトークン取引でき、高いレバレッジをかけた取引ができることが特徴です。
また、FTTトークン（FTT）保有者は、手数料の割引やFTTトークン（FTT）のステーキング、バーン（焼却）を行うことが可能です。
FTTトークン（FTT）のステーキングを行うことによる手数料の割引や、FTTをガバナートークンとしてステーキングする場合のボーナスも用意されています。
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FTXの破綻などによる仮想通貨FTTの暴落
FTXの破綻申請
FTXは、日本の民事再生法に似た米国破産法第11条の適用に基づいた破産申請を行いました。
これにより、仮想通貨FTTやFTX仮想通貨取引所に大きな不信感を招く事態に陥りました。
FTX破綻事件の発端は、FTXの親会社にあたる「Alameda Reserch（アラメダ・リサーチ）」の資産状況です。
アラメダ・リサーチからの巨額な負債とFTT担保
2022年11月アラメダ・リサーチの資産状況はコインデスクより公表され、80億ドルの負債があることが明らかになりました。
その他、アラメダ・リサーチの146億ドルの資産には、36.6億ドル相当の仮想通貨FTT(アンロック)と21.6億ドル相当のFTTトークン担保があることがわかりました。
このニュースを受け、FTTトークンの価格は短時間で急落しました。
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FTXトークン(FTT)のこれまでの価格推移
FTXトークン(FTT)の2022年の価格チャートは下記の通りです。
FTTは2019年7月にFTXに初上場して以来、2020年末まで大きな値動きはありませんでした。
しかし、2021年から高騰し始め、わずか4カ月弱で10倍以上に高騰し、 2021年は1月に5.70ドル前後で始まり、4月中旬には60米ドル前後の高値をつけました。
FTTトークンの価格は2021年5月中旬に急落し、その後はまちまちでした。
2022年11月、バイナンスがFTTの大量売却を発表し、続いてFTXが破綻申請を公表したことで、一気に値下がりしました。
しかし、2023年11月に入り、FTTトークンは急上昇して、11月8日の187円から11月9日の324円まで、73％以上の上昇を見せました。FTT今後の展開は引き続き注目です。
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FTXトークン(FTT)の今後に関する最新情報・関連ニュース
FTXトークン(FTT)に関して最も注目されたニュースや最新情報は、今後とも引き続き更新していきます。
バイナンス、FTX買収に合意
2022年11月8日、両社の最高経営責任者（CEO）はツイッターで、バイナンスがFTXトレーディングの米国以外の事業を完全買収することに合意したことを発表しました。
買収理由については、バイナンスのCEOであるチャンポン・ジャオ氏は「FTXが顧客の出金急増により資金繰りに窮したため、バイナンスによる救済買収の形を取る」と明言しました。
This afternoon, FTX asked for our help. There is a significant liquidity crunch. To protect users, we signed a non-binding LOI, intending to fully acquire https://t.co/BGtFlCmLXB and help cover the liquidity crunch. We will be conducting a full DD in the coming days.
— CZ 🔶 BNB (@cz_binance) November 8, 2022
この発表を受け、FTXトークン(FTT)は74％急落し、仮想通貨市場全体が極端な変動に見舞われています。
関連：FTXトークン(FTT)は74％急落 バイナンスのFTX買収合意を受け
なお、本稿執筆時点（2022年11月9日）では、FTXの買収金額はまだ明らかにしていないです。しかも、規制当局による独占禁止法の調査の可能性があるため、買収が進まない可能性があります。
規制当局は、市場の選択肢を狭めると判断した場合、大規模な合併やそれに関連する反競争的行為を阻止する権限を持っているため、今後もその動向を注視していきます。
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バイナンス、FTX買収を撤回
仮想通貨取引所最大手のバイナンスは、11月9日に発表したFTXの買収に関するLOI（Letter of Intent/基本合意）に署名しましたが、11月10日にわずか1日で買収の方針を撤回したと発表しました。
関連：バイナンス、FTX買収を撤回 ビットコインとFTXトークン急落
バイナンスがFTXの買収に踏み切ったのは、FTXが発行するFTXトークンに関わる顧客が流動性危機に陥っているため、FTXから支援を求められたとのことです、バイナンスは、「当初、我々はFTXの顧客に流動性を提供できることを望んでいたが、FTXが発生した問題は我々さえも助けられない」と買収撤回の原因を語りました。
As a result of corporate due diligence, as well as the latest news reports regarding mishandled customer funds and alleged US agency investigations, we have decided that we will not pursue the potential acquisition of https://t.co/FQ3MIG381f.
— Binance (@binance) November 9, 2022
買収撤回のニュースを受け、FTXトークン(FTT)も大きな暴落を記録しました。最初に買収発表を受け、FTXトークン(FTT)は74％急落しましたが、今回バイナンスによる買収撤回は、さらに下落トレードが止まらない局面となりました。現時点（2022年11月10日）では、FTXトークン(FTT)は2.40ドル前後で取引されていて、前日比55％安となっています。
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FTX、アラメダに100億ドルの顧客資金を「不正流用」疑い
大手仮想通貨取引所バイナンスが「財務上の問題」を理由に経営難のFTXの買収を撤回したことで、FTXとその姉妹会社アラメダの実際の財務状況は混乱に包まれた。
FTXの姉妹会社アラメダ・リサーチ（Alameda Research）は、FTX取引所の顧客から預かった資金を使ってアラメダに融資を続けた結果、FTXに100億ドルの債務を負わせたとして訴えられている。
関連：FTX、アラメダに100億ドルの顧客資金を「不正流用」か
一方、FTXの最高経営責任者であるサム・バンクマン・フリード氏は10日に、起きたことについて謝罪のツイートをした。
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FTX関連会社約130社、米国で破産申請
FTXトレーディングのFTX USとアラメダ・リサーチなど関連会社約130社は11月11日、連邦破産法第11条の適用を申請し、FTX破綻手続きを開始したと発表した。
関連：FTX関連会社約130社、米国で破産申請 FTXジャパン含む
FTXのサム・バンクマン・フリード氏がCEOを退任したが、同氏は破産手続きを行うために組織に残ることを予定している。
倒産した大手仮想通貨取引所事業者として、FTXの債権者は10万人を超え、負債は数兆円に達する可能性があります。これは業界では過去最大の失敗であり、多くの国がその影響を懸念している。
関連：FTX破綻の影響は？顧客資産の行方や他社への波及を懸念
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Visa、FTXとの提携を終了
決済大手のVisa（ビサ）は11月13日、FTXとの提携を終了し、FTXと提携した米国のデビットカードプログラムを停止したと発表した。
関連：Visa、FTXとの提携を終了 FTXとデビットカードの発行を停止
Visa公式声明の中で「我々はFTXとのグローバル契約は終了し、米国のデビットカードプログラムはカード発行会社によって停止された」と説明した。
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FTXトークン(FTT)の今後まとめ
今回は、FTXトークン(FTT)の特徴や、最新情報、今後の見通し・将来性などを解説してきました。
現時点では、FTXトークン(FTT)はまだ国内の仮想通貨取引所に上場していないですが、今後より多くの取引所にローンチすることで、仮想通貨JSTの値上がりも期待されています。
BTCCのホームページでは、今後もFTXトークン(FTT)の価格に影響を与える最新ニュースや法整備に関する注目情報、仮想通貨相場全体の動向などをお届けしていきます。今後も参考にしていただければ幸いです。
FTXトークン(FTT)などの仮想通貨ニュースや相場に関してもっと知りたい方は、BTCCアカデミーやBTCCニュースをご覧ください。
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