ビットコイン下落、予想下回る米中経済指標が重し|相場分析
2022/05/17著者: c, dora
主要暗号資産(仮想通貨)対円相場は、17日午前10時30分現在、ビットコイン(BTC)は売り優勢となっており、過去24時間比3.21%安の386万5765円で取引されている。
ビットコイン(BTC)/デザ(USDT)
ビットコインは3,460ドルから下落に転じ、弱気派が売りを強めていることが示唆された。弱気派は今後、28,805ドルの重要なサポート以下に価格を沈めようとする。
価格が28,805ドルから反発した場合、強気派は再びBTC/USDTペアを20日指数移動平均(EMA:33,646ドル)まで押し上げようとする。このレベルをブレイクし終値で上回ると、強気派がカムバックを試みていることを示す可能性があるため、注目すべき重要なレベルだ。その後、50日単純移動平均線(SMA:39,300ドル)まで上昇する可能性がある。
この想定に反して、28,805ドルを割り込むと、価格は26,700ドルまで下落するかもしれない。このサポートが割れた場合、下落トレンドを再開し、価格は25,000ドル、その後21,800ドルへと急落する可能性もある。
世界情勢と暗号資産業界の動き
16日は、中国4月小売売上高および鉱工業生産、米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数はいずれも市場予想を大幅に下回る結果となり、米中の株式市場が軟調な展開となった。リスクオフムードの中、暗号資産市場からは資金流出がみられた。
このほか、野村ホールディングス<8604.T>が暗号資産関連の子会社を設立するもようと英メディアが16日に報じ、話題となった。その後、17日に入り、野村ホールディングスは機関投資家向けにデジタル・アセット関連のサービスを提供する新会社設立を決定したと発表している。
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