仮想通貨相場全面高、週末に大きく下げた反動により買い戻し
2022/06/20著者:
20日の暗号資産(仮想通貨)相場は、本稿執筆時点でビットコイン(BTC)が269万円前後、過去24時間で7.3%上昇となった。イーサリアム(ETH)が過去24時間で10.9%高の14.5万円前後、リップル(XRP)が43円前後(同4.7%高)となっている。
週明けの仮想通貨は週末に大きく下げた反動により買い戻しが優勢となっているが、ビットコインやイーサリアムは前週比で2割近く下げた水準となっており、戻りは限定的。ほかの暗号資産も前週比では下げているものが目立つ。
ビットコインは18日、1万7601ドルまで下落。2017年12月に記録した前サイクルでの史上最高値1万9783ドルを下回った。これは多くの仮想通貨トレーダーが下回ることはないと考えていたレベルだった。イーサリアム(ETH)も18日に880ドルまで下落した後、大きく反発。年初からは、ビットコインは56%下落、イーサリアムは69%下落となっている。
仮想通貨預かり・貸し付けサービスを提供している米セルシウスが顧客の全口座から資金の引き出しを停止している問題では、テキサス州など米5州の証券当局が調査に乗り出したことや、SEC(米証券取引委員会)がセルシウスと連絡を取っていることが報じられた。また、仮想通貨ファンドで債務超過の恐れが指摘されているスリーアローズ・キャピタルは資産売却などを検討しているとも伝えられている。
市場は、仮想通貨レンディング大手セルシアス(Celsius)と暗号資産投資会社スリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)をめぐる危機に対処しているが、価格急騰にはトレーダーの新たなリスク意欲が反映されている。
Selini Capitalの最高投資責任者(CIO)ジョルディ・アレキクサンダー(Jordi Alexander)氏は、「意欲的な買い手は、安くなった仮想通貨を買うチャンスを待っている。まだあと20%下落するのか、ここがチャンスなのか見極めなければならない。待ちすぎれば、価格はより上昇するだろう」とテレグラムでコメントした。
同氏は「重要な問題は、このところの下落は終わるのか、まだ投げ売りする売り手がいるのか」と付け加えた。
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