バイナンス、ロシア政府とデータ共有に合意した報道を否定

バイナンス、ロシア政府とデータ共有に合意した報道を否定

大手暗号資産取引所バイナンスは22日、「データを収集・分析するRosfinというロシアの金融情報機関とユーザー情報を共有することに合意した」というロイター通信の報道について否定を掲載した。メディア企業自身の編集コードを引用してロイターに対して正式な苦情を申し立てる予定であると付け加えた。

暗号資産（仮想通貨）取引所バイナンスによると、「ロイターによる最近の記事は、バイナンスがFSB制御機関やロシアの規制当局と密接な関係を持っていることを描写しようとしている 」と指摘した。

ロイターの報道は、「バイナンスの東欧・ロシア担当のグレブ・コスタレフ氏が、Rosfinの要求に同意して、顧客データの共有に同意したことが、メッセージで示されている」とテキストメッセージを引用して発表した。

2021年4月当時、Rosfinは、獄中の野党指導者Alexei Navalnyが集めた数百万ドルのビットコイン(BTC)を追跡しようとしていたとのことです。

バイナンス、ロイターの報道に一連の箇条書きの項目を否定

バイナンスの否定には、「バイナンスがAlexei Navalnyを含むいかなるユーザーデータもロシア連邦保安庁の管理する機関やロシアの規制当局と共有したという示唆は断固として虚偽である」など、一連の箇条書きの項目が含まれていた。

バイナンスの代表が、「同社はNavalnyを調査しようとするロシア当局を支援しなかったまた、現在のウクライナ情勢が発生前、”ロシアへの関与は他の国際組織と何ら変わらなかった 」と述べた。

さらに、ウクライナ戦争が始まった後、バイナンスはロシアでの活動を停止し、「積極的に制裁を実施してきた」とし、ウクライナ人を助けるための人道的活動にも1000万ドル以上を寄付してきたことを指摘した。

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