バイナンス、仮想通貨採用の拡大のため、韓国の釜山市と提携
大手仮想通貨取引所バイナンスは26日、暗号資産(仮想通貨)の採用を拡大するために、韓国の釜山市と業務協力覚書(MOU)を締結したことを発表した。また、バイナンスは、同市のブロックチェーンエコシステムと釜山デジタル資産取引所の開発をサポートすることを予定している。
バイナンス、釜山市と提携
バイナンスは26日、韓国の釜山市と業務協力覚書(MOU)を締結したことを発表した。約340万人が住んでいる韓国の釜山市は、朝鮮半島の南東端に位置付けている韓国第2の都市だ。
今回の提携において、バイナンスは「協定の一環として、釜山市は同市のブロックチェーンエコシステムの開発と釜山デジタル資産取引所の推進に向け、バイナンスから技術およびインフラ支援を受ける。」と説明している。
また、バイナンスは「両者の協力のもう一つの形態はオーダーブックの共有である」と年内に釜山に進出する予定であることを示唆した。
バイナンスのCEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏は、「我々は、釜山市と協力して、同市のイノベーションの取り組みに利益をもたらし、支援する具体的なブロックチェーン関連の開発をもたらすことができることをうれしく思う」と述べた。
同氏は、「当社の業界をリードする地位と技術的専門知識を通じて、ブロックチェーン業界に対する釜山市の強力なサポートと組み合わせることで、当社は市内外での仮想通貨採用の拡大に貢献することを期待している。また、デジタル資産取引所やさまざまなブロックチェーン産業の確立を支援するために、同市と緊密に協力していくことを楽しみにしている」と付け加えた。
釜山市のHeong-Joon Park市長も今回の提携に重視し、「今回の合意により、釜山デジタル資産取引所をデジタル資産のグローバル統合プラットフォームとして確立することに一歩近づいた。釜山を世界から注目されるブロックチェーン専門都市にすることで、地域経済の新たな成長エンジンを後押しし、グローバルデジタルファイナンスハブとする」とコメントしている。
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