ビットコイン反発 原油先物下落で不安心理が後退
16日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格が前日比+5.4%の484万円(41,088ドル)と反発した。ウクライナ情勢を巡り急騰の続いた原油先物価格の下落で、投資家の不安心理が後退した。戦時下にあるロシアとウクライナによる停戦交渉の進展に一定の期待を反映したものであるが、事態は深刻化しており予断を許さない。
BTC/USD
米株式市場も大幅反発し、ダウ平均株価は前日比599ドル10セント(1.8%)高と続伸した。明日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えており、タカ派に傾倒するFRB(米連邦準備制度)の金融政策姿勢に市場の関心が集まる。
ビットコインは急伸して4万1000ドル台を回復した。この上昇で直近の保ち合い上抜けに成功しており、46,000ドルのレジスタンスライン(上値抵抗線)をブレイクできれば、トレンド転換が認識される可能性もあるか。だだし、昨今ではウクライナを巡る趨勢が金融市場に及ぼす影響があまりに大きく、錯綜するヘッドラインに揺さぶられるようにして急騰・急落(全戻し)を繰り返すなど相場の不確実性リスクが高い状態にあることは念頭においておきたい。
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