暗号資産取引所Crypto.com、LUNA取引へのブロックを解除

最終更新日:05/16/2022

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暗号資産取引所Crypto.com、LUNA取引に不具合が発生

暗号資産（仮想通貨）取引所Crypto.comは、テラ（LUNA）とステーブルコインのテラUSD（UST）が回復不可能な価格に下落した中、テラ（LUNA）を取引できる数少ない暗号資産取引所の1つだ。しかし、Crypto.comのモバイルアプリの技術的な不具合により、LUNAの取引でユーザーは一瞬30～40倍の利益を得た事態が発生した。

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Crypto.comは13日、システムが誤ったLUNA価格を表示していることを発見し、ユーザーの取引を停止させた。 Twitterで取引停止が疑問視される中、Crypto.comのCEOであるChris Marszarek氏は、ユーザーが多額の利益を得られた不具合について詳細を明らかにした。

Marszarek氏によると、LUNAは「59分間にわたり市場価格の30〜40倍を提示した」。その後、同社はすべての取引をキャンセルした。同氏は「直近59分間に売却された場合、ご連絡いただければ、取引時の市場価格でLUNAを買い戻す」と説明した。ただし、不具合で表示されていた30～40倍の価格ではないとした。

Marszarek氏は今回の問題について、「根本的な原因は、複数の外部要因（LUNAデススパイラルによるティックサイズの変更、LUNAチェーン全体の終了・停止など）が同時に起こっており、通常のインデックスプライシングによって捕捉できるはずなのに、そうならなかったため、価格変動の原因となる」と説明した。