Dapper Labs、Flowエコシステムのためファンドを設立

ブロックチェーン開発企業Dapper Labs、Flowエコシステムのためファンドを設立

大手ブロックチェーン開発企業Dapper Labsは10日、Flowエコシステムを支援するための「Flow Ecosystem Fund」の設立を発表した。

同ファンドはVC大手のa16zやDigital Currency Group（DCG）などから約950億円（7.25億ドル）相当の資金を集めた。

これらの企業は、ゲーム、インフラ、分散型金融（DeFi）、コンテンツ制作などの分野で、Flow基盤の新しいアプリケーションの開発を支援するために資金を提供している。特定のエコシステムを支援するファンドの規模としては最大規模だと説明している。

Dapper LabsのCEOであるRoham Gharegozlou氏は、「世界有数のWeb3.0投資家が、このファンドへのコミットメントを通じて、Flowのエコシステムに信頼を置いていることを嬉しく思います。」と述べた。

ここ数年、FlowはさまざまなNFT（非代替性トークン）アプリケーションに対応するスケーラブルなブロックチェーンとして急成長している。Block Researchのレポートによると、ブロックチェーンには、NBA Top ShotやNFL All Dayといった人気作を含む約200のNFTプロジェクトが存在しているようだ。

なお、同社は21年9月に76億ドルの評価額で、2.5億ドルの資金調達を実施したばかりだった。