イーサリアム、「The Merge」の最初のリハーサルに成功
「The Merge」の最初のリハーサルに成功
イーサリアム(ETH)・ブロックチェーンは8日、来たるべき「The Merge」に向けた最初の本格的なリハーサルを成功させた。
「Merge」とは、「統合や合併」を意味するワード。The Mergeでは、ユーザーが現在利用している旧イーサリアム(メインネット)と「ビーコンチェーン」と呼ばれる新しいチェーンを「統合」することにより、PoSへのアップグレードが完了する。
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)で稼働していたテストネット「Ropsten」を、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)で稼働しているビーコンチェーン(Beacon Chain)に統合した。もし全てがうまくいけば、わずか数カ月後にはこのプロセスはイーサリアムのメインネットワークで実行されることになる。PoSへの移行を進めているイーサリアムにとっては、大きなマイルストーンとなった。
ビーコンチェーンは現在、現行のPoWチェーンと並行して稼働している。ビーコンチェーンは、いわばPoS移行に向けた調整用のチェーンで、すでにバリデーターが新しいブロックを作成して検証を行っている。十分にテストされ、安全が確保された後、ビーコンチェーンと現行のイーサリアムのメインネットは統合され、イーサリアム・ブロックチェーンはPoSブロックチェーンに移行する。
PoWからPoSへの移行は、複雑なプログラム変更を伴うプロセスであり、様々なテストネットで何度もテストを行わなければならない。今回のテストネット「ロプステン(Ropsten)」の統合は、最初の本格的なリハーサルとなるものだ。テストネット「Goerli」と「Seoplia」でのリハーサルは、今後数カ月の内に引き続き行われる予定だ。
BTCC暗号資産取引所は5月末に報じたように、イーサリアムブロックチェーンは「The Merge」に向けた最初のリハーサルを行い、コンセンサス(合意形成)アルゴリズムを従来の「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」から「PoS」へ移行する大型アップグレードを進めている。
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