イーサリアム、200億ドル相当ロックアップETHを3月に放出へ
8日夜のイーサリアムコア開発者会議コールによると、次のハードフォークである「上海アップグレード」のリリースは2023年3月下旬に予定されており、ビーコンチェーン上でステーキングされた1500万以上のイーサリアムトークン(約200億ドル相当)も来年3月に放出し、2023年秋には重要なプロトダンクシェア(Proto-Danksharing)機能を含むアップグレード第2弾も予定している。
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イーサリアム(ETH)がThe Merge(マージ)完了したことで、ユーザーにとって最大の関心事は、ビーコンチェーンにステーキングされたETHの出金がいつ可能になるかということだ。 8日夕方に開催されたイーサリアムコア開発者会議(Etherum Core Developers Meeting #151)において、「上海アップグレード」によりハードフォークのプロセスを決めた。
アップグレードは2段階に分けて行われることが発表された。 第1弾は、2023年3月までにビーコンチェーンからのETH出金を開放する予定(最優先)であり、開発者はEVM(EVM Object Format)の実装に対応してEVMをアップグレードし、スマートコントラクト実行の環境を最適化したいとも述べている。これらの提案は、EIP3540、EIP3670、EIP4200、EIP4570、EIP5450から構成されている。
アップグレード第2弾は、V-Godが謳っているプロトダンクシェアの重要機能「EIP-4844拡張アップグレード」を搭載し、2023年秋に提供予定。 これにより、ネットワークをシャーディング化して容量を増やし、ガスコストを削減することが可能になる。
新テストネットは12月中旬にローンチ、シャドーフォークは来年1月に
先月、イーサリアム開発チームは、上海でのアップグレードの際に一部のEIPで発生した可能性のあるエラーに対処するため、山東省のテストネットを立ち上げた。
しかし、1ヶ月以上のテスト期間を経て、Ethernet JavaScriptチームは12月1日にツイッターで、「山東」が使命を終えてオフラインになったことを発表した。
昨夜の会議では、開発者は12月15日から16日頃に上海のアップグレードのための新しいパブリックテストネットワークを開始することを目指しており、1月中旬から下旬にかけてメインネットワークのシャドーフォークを開始する予定であることが明らかになった。
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数百億ドル相当のイーサリアムは放出へ
イーサリアムのステーキングを行ったビーコンチェーンの多くのユーザーにとって、2023年3月に予定されている出金の開放は期待されていると同時に、市場が1500万以上のイーサリアムトークン(約200億ドル相当)の解除に直面することを意味する。イーサリアム財団はおそらく短期間に大量のトークンを一度に放出することを避けようとするが、それでも市場は大きな価格変動にさらされる可能性が高いと言える。
9日現在イーサリアムの価格は、ニュースや米国株に牽引されたのか、今朝方1ETH=1,292.68ドルでピークを迎え、その後やや後退して1,275.59ドルとなり、直近24時間で3.45%上昇している。
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