ジェネシス（Genesis）、10億ドル資金調達必要　破綻申請迫る

暗号資産（仮想通貨）取引会社のジェネシス（Genesis）は、融資部門の新規資金調達に苦戦しており、取り組みが失敗すれば破産法の適用を申請しなければならない可能性があると、潜在的な投資家に警告している。

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FTX破綻を受け、ジェネシスが流動性不足に

情報筋によると、仮想通貨取引所FTXの破綻を受けて流動性不足に陥っているジェネシス（Genesis）が、ここ数日で少なくとも10億ドル（約1420億円）を調達しようとしているとのこと。

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また、仮想通貨取引所最大手のバイナンスと投資協議を行っているが、今のところ結果はまだ出ていない。

これについて、バイナンスの担当者はコメントを控えている。仮想通貨業界を揺るがしたFTXの破綻後、同社は他のプラットフォームも顧客からの解約請求に直面し、苦境に立たされている。

ジェネシスの担当者は、電子メールでの発表で、「直ちに破産保護を申請する予定はない」、「申請せざるを得なくなるよりも、合意によって現在の問題を解決することが目標だ」と述べた。「ジェネシスは、今後も債権者との建設的な話し合いを続けていく」と付け加えた。

ジェネシスの融資部門は先週、同社のデリバティブ（金融派生商品）部門が、FTXの取引口座に約1億7500万ドルの「ロックアップ資金」があることを明らかにしたため、取引停止処分を受けた。

ジェネシス、残り5億ドルが必要

ジェネシスの資金調達目標が10億ドルから5億ドルに引き下げられたと、22日にThe Blockが関係筋の話として報じている。

親会社のDigital Currency Groupは、ベンチャー企業ポートフォリオの一部を売却する気はなく、また、重要な資金調達手段であるグレイスケール（Grayscale）の売却も計画していないと、関係者は付け加えている。

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また、Ducerne Partners LLCの銀行家と交渉中であることも提示している。

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