ジェネシス、償還と新規ローンを一時停止　FTX破綻の影響で

米仮想通貨レンディング会社ジェネシス・グローバル・キャピタル（Genesis Global Capital）は16日、FTXの破綻を受け償還と新規ローンを一時的に停止していると発表した。

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ブルームバーグによると、出金要請はレンディング部門であるジェネシス・グローバル・キャピタルの現在の流動性を上回っており、同部門はコンサルタントを雇ってあらゆる可能性を探っているとのこと。

ジェネシス、償還と新規ローンを一時停止

償還と新規ローンを一時停止する理由については、ジェネシスはこう説明している。

「3AC（スリーアローズ・キャピタル）のデフォルトはマイナスの影響を与え、FTXは前例のない市場の混乱を招き、現在の流動性を超える異常な出金要求が発生しました。」

ジェネシスはスリーアローズ・キャピタル（Three Arrow. Capital, 3AC）に23億6000万ドルを貸し付け、12億ドルの損失を出したが、これは主にGBTCを担保にしたものだった。

3ACにお金を貸す理由

なぜ、スリーアローキャピタル（3AC）にこれほど多額の資金が貸し出されたのか、その答えは、GBTCと関係がありそうだ。 DCGと3ACは、GBTCプレミアムから価値を引き出すために、何らかのスキームに関与していると考えられる。

これは、3ACにとって大きなレバレッジとなり、それを現金化してさまざまな資金源とする一方、DCGにとっては手数料による短期的な利益を多く生み出すことになった。 しかし、3ACのレバレッジは高く、ルナ（Luna）の破綻とともに破綻してしまった。 この破綻による大きな損失はまだ始まったばかりで、GBTCはさらなる問題の中心になるかもしれない。

その上、ジェネシスは非常にだらだらとしたスタイルをしている。

2020年にペイパルファイナンスが破綻寸前になった後、ジェネシスだけが巨額のローンと支援を続けていた。 このため、2022年にペイパル・フィナンシャルが倒産した際には1億5000万ドル近くを失い、最大の債権者となった。

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