音楽ストリーミング会社Spotify、限定対象にNFTを試験的に設置
音楽ストリーミング会社Spotify、限定対象にNFTを試験的に設置
米国に拠点を置く音楽ストリーミングサービスを提供するSpotifyが、アーティストの公式ページにNFT(非代替性トークン)コレクションを試験的に設置していることが分かった。この取り組みは米国でAndroid端末を使用する一部のユーザーのみを対象に実施している。
現段階では、音楽プロデューサーのスティーブ・アオキ氏とイギリスのロックバンド「ザ・ウォンバッツ」のアーティストページ上では、彼らのNFTコレクションが確認されている。NFTをタップするとOpenSeaなど外部のNFTマーケットプレイスサイトへと遷移する仕組み。
Spotifyでは従来Tシャツなどのグッズが表示されており、そこにNFTも今後追加されていくことが示唆された格好だ。
Spotifyの広報担当者は、イギリスの音楽&技術メディアMusic Allyに対して、「Spotifyはアーティストのプロフィールページを介して、彼らが実施している『サードパーティ製のNFTオファリング』を促進するため、少数のアーティストグループを支援するテストを実行している」とコメントした。
Spotify社は、NFTの紹介機能はあくまでもアーティストとファンのエクスペリエンス向上を目的とした実験的取り組みの一つだと説明。この取り組みでNFTの販売手数料を徴収する予定はないとした。なお、SpotifyのNFT表示機能は、動画やGIF、音楽NFTには対応していない。また、何人のアーティストページで本機能が実装されているかは定かではない。
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