NFTゲームの「The Sandbox」、英大手銀行HSBCと提携
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英HSBCがNFTゲームへ参入
NFTゲームプロジェクト「ザ・サンドボックス(The Sandbox)」は16日、世界最大級のメガバンク英HSBCとの提携を発表した。同銀行は、グローバル金融サービスプロバイダーとしては初めて「ザ・サンドボックス」に参入する。
「ザ・サンドボックス」は、全世界で4,000万ダウンロードを突破する人気ブロックチェーンゲーム。メタバース(仮想空間)を舞台にゲーム内アイテムをNFT(非代替性トークン)として制作・売買することなどで、独自の経済圏を提供する「ゲームメイキングプラットフォーム」だ。
「ザ・サンドボックス」は同日16日、公式Twitterでゲーム上に「スポーツゾーン(Sports Zone)」を展開することを発表している。現時点では詳細は不明だが、(HSBCが参入する)スポーツやゲーム分野に関連する「ゾーン」になると告知されている。
HSBC:今後の展望
HSBCは今後、同ゲームの仮想土地(LAND)を取得し、スポーツやゲーム分野での活用を目指して開発を行う。
「ザ・サンドボックス」との提携について、HSBCのSuresh Balajiアジア太平洋地域チーフ・マーケティング・オフィサーは、「The Sandboxとのパートナーシップにより、HSBCはメタバースに進出し、新規および既存の顧客のために、革新的なブランド体験を創造する機会を得る。我々はスポーツパートナー、ブランドアンバサダー、アニモカブランズと協力して、教育的かつ包括的でアクセスしやすい体験を共同で創造できることに興奮している」とコメントした。
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懐疑的なスタンス転換か
今回の動きは、HSBCの暗号資産(仮想通貨)に対するスタンスが変化した可能性を示唆している。
同銀行は、以前まで仮想通貨への投資に懐疑的とも取れるスタンスを維持してきた。21年3月末には、ビットコインの大量保有で知られるマイクロストラテジー社の株式購入を禁止。同年5月には、Noel Quinn CEOがトレーディングデスクや投資商品を提供する計画がないことを明言していた。
一方、ブロックチェーン技術自体は評価しており、過去にはデジタル社債の試験や、中央銀行デジタル通貨(CBDC)のテストなどにも参加している。
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