OpenAI、ChatGPTの新モデル「GPT-4」をリリース
ChatGPTで人工知能(AI)アプリケーションの話題を振ったOpenAIが日本時間15日、最新作「GPT-4」をリリースし、ChatGPTがこの新モデルに対応することでバージョンアップすることを発表した。
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OpenAI、画像やテキストの入力を取り込むGPT-4をリリース
OpenAIは日本時間の3月15日(水)、画像やテキストの入力を取り込み、「これまで以上に創造的かつ協調的に」テキストを出力でき、「幅広い一般知識と問題解決能力により、より正確に問題を解決できる」とする大型マルチモーダルモデル、GPT-4の発売を発表した。
OpenAIは、Duolingo、Stripe、Khan Academyなど、GPT-4を自社商品に組み込むために多くの企業と協力しているとし、GPT-4モデルは、有料版ChatGPT Plusの契約者向けのAPIとしても提供する予定だという。
開発者はサインアップすることで、それを使ったアプリケーションを構築することができる。
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マイクロソフト:GPT-4はBingで利用へ
マイクロソフトはその後、新しいBing検索エンジンはGPT-4システムの上で動作されると述べている。
その2つの「前身」であるGPT-3とGPT3.5は、それぞれDall-EとChatGPTに使用され、世間の注目を集め、他のテック企業がAIアプリケーションに多額の投資をするきっかけとなった。
OpenAI:旧バージョンより40%精度向上へ
OpenAIは、GPT-4とユーザーの会話の違いを、ChatGPT対応の前身であるGPT-3.5と比べると微妙だが、より複雑なタスクに直面するとさらに顕著になると表現している。
社内評価では、GPT-3.5よりも正解率が40%も高かったという。
また、OpenAIによると、GPT-4は、統一司法試験、LSAT、SATの数学セクション、アメリカ大学入学試験の証拠読み書きのセクションなど、さまざまなベンチマークテストを受け、これらのテストの受験者の88%より高いスコアを出したという。
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GPT-4、写真やビデオなどを読み取ることが可能に
先週、ドイツ・マイクロソフトのCTO(最高技術責任者)であるアンドレアス・ブラウン氏は、ドイツで開催されたAIイベントで、今週、「動画など非常に異なる可能性を提供する」マルチモーダルシステム、GPT-4をリリースすることを明らかにした。
このことから、GPT-4はテキストを動画に変換できるようになるはずだとの憶測を呼んでいる。
同氏は、このシステムがマルチモーダルであるとしており、テキストだけでなく他のメディアも生成できることを暗示している。
OpenAIが発表したGPT-4は確かにマルチモーダルだが、一部の人が予測したほど多くのメディアを融合していない。
OpenAIによると、GPT-4はテキストと画像の両方を解析できるため、より複雑な入力を解釈することができるそうだ。
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