Solana Labs、NYで独自アンドロイド端末「Saga」を発表
独自アンドロイド端末「Saga」を発表
Solana Labsは23日、ニューヨークで独自アンドロイド端末「Saga」を発表した。Sagaは、新興メーカーのOSOM Productsの端末に、専用の暗号資産(仮想通貨)ウォレットとWeb3ソフトウェア開発キット「Solana Mobile Stack(SMS)」を搭載したもの。Solana Labsの最高経営責任者Anatoly Yakovenko氏によると、価格は約1000ドル(約13万5000円)、2023年初頭に発売予定だ。
スマートフォンの発売は、モバイルでの成長に注力するSolanaにとって大きな賭けとなる。端末には、Dapps(分散型アプリケーション)ストア、QRコードを使ったオンチェーン決済を可能にする「Solana Pay」、モバイルウォレット機能、秘密鍵を厳重に保管する機能が搭載される。
仮想通貨取引所FTXのCEOでSolanaの主要な支援者でもあるサム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)氏は「すべてがモバイルに移行している。ほとんどの国で、アクセスのほとんどはモバイル経由になっている」とイベントで述べた。
また、「だが、仮想通貨のモバイル活用は時代遅れ」と、モバイルでのDappsの使い勝手の悪さを指摘し「ベストな解決策は、ウォレットを携帯電話に内蔵することだ」と付け加えた。
Solana最大のNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「Magic Eden」、ウォレット大手の「Phantom」、DeFi(分散型金融)プラットフォームの「Orca」などもSolanaのモバイルエコシステム構築を目指して連携する。
今後のモバイル体験
イベントには、前述の3社の幹部が出席し、今後のモバイル体験について語り合った。幹部らは、アプリストアの売上から手数料を取るグーグルやアップルに触れた。ヤコベンコ氏はストアから「手数料を取るようなことはしない」と述べた。
Solana財団は、Solana Mobile Stackを使ったモバイルアプリ開発を促進するために、1000万ドルを拠出する。Solanaの共同創設者でもあるヤコベンコ氏は、「我々はモバイルデバイスを使って生活している。だがWeb3には、秘密鍵管理についてモバイルに特化したアプローチがなかった。Solana Mobile Stackは、オープンソースで安全、Web3に最適化され、使いやすい新しいアプローチとなる」とプレスリリースに記している。
Web3スマートフォンという試みは過去にもあった。2018年、Sirin Labsはブロックチェーンネイティブのスマートフォンを発売する計画を進めたが、ユーザーを集められず、レイオフと訴訟を招くことになった。こうした過去の失敗について質問されたクアルコムの元エンジニアであるヤコベンコ氏は、2018年と比べると、今は多くの仮想通貨開発者が存在しているため、ソラナ・スマートフォンは成功に向けた絶好のポジションにあると述べた。
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