米コインベース、業績不振で安値更新、銀行が目標株価を引下げ
米コインベース、業績不振で安値更新
大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは11日の朝、株価が20%以上下落した。前日に発表された2022年第1四半期の決算報告では、ユーザー数の減少や巨額の経費が指摘されていた。
コインベースは本稿執筆時点で、1株当たり56ドルで取引されており、年初から70%以上下落している。
暗号資産市場で最大の上場企業の一つとして、コインベースは2021年4月に上場して以来83%下落している。
第1四半期の決算では、支出が増加し、4億3,000万ドルの純損失となった。 同社の売上高は11億7,000万ドルに減少し、ウォール街が目標とする15億ドルを下回った。
当然のことながら、暗号資産取引所全体での活動が減少していることから、同社の月間取引ユーザー数は21年第4四半期の1140万人から22年第1四半期の920万人に減少した。調整後EBITDAは、21年第4四半期の12億ドルから22年第1四半期の2000万ドルに減少した。
ゴールドマンやJPモルガンなど、コインベースの目標株価を引下げ
コインベースの目標株価については、ゴールドマン・サックスとJPモルガンがそれぞれ目標株価を171ドルと80ドルに引き下げた。
ゴールドマン・サックスのアナリストは11日、発表したレポートの中で、「現在のマクロ的な背景では、暗号資産の価格やボラティリティが大幅に上昇しない限り、コインベースが短期的に最近の収益水準に戻る可能性は低いと考えています」と指摘した。
コインベースは、他のハイテク株と同様に、金融引き締めが株式から暗号資産に至るまでリスク資産に大混乱を引き起こし、より広範なマクロ状況に支配されている。
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