SEC、ヒンマン文書の封印を要請 仮想通貨コミュニティの批判に

米国証券取引委員会（SEC）は、ヒンマン文書が裁判所の略式判決に関連しないとして封印するよう要請している。

SEC、ヒンマン文書の封印を要請

12月22日に提出されたSECの「SECURITIES AND EXCHANGE COMMISSION（略式裁判資料の封印申立て）」は、様々な情報や文書の封印を求めており、特にヒンマンのスピーチ文書の封印を要求している。

ヒンマンスピーチ文書は、2018年6月のYahoo Finance All Markets Summitで元SEC 企業金融部長のWilliam Hinman氏が行った講演を指しており、Hinman氏は当時、イーサリアムは証券ではなく、イーサリアムブロックチェーンのネイティブトークンであると発言していた。

社は、仮想通貨XRPの販売が証券取引法に違反するというSECの主張に対する重要な証拠になると主張している。

リップル社は12月2日にSECに最終書類を提出し、2年にわたる法廷闘争は間もなく終わる可能性がある。

仮想通貨コミュニティから批判に

今回の申し立てで、SECは「SECの委任は、裁判所の略式判決に『無関係』な文書を入手する『公衆の権利』を超えている」と述べた。

また、被告側の文書からヒンマンスピーチ文書への言及を「redacted」するよう要求した。

SECの専門家証人や宣誓陳述書を提出したリップル（XRP）投資家に関する情報、SEC関係者の議論や審議を反映したSEC内部文書の封印を要求した。

SECの要請は、仮想通貨コミュニティから批判を浴び、あるユーザーは、SECのGary Gensler委員長に隠された意図があると主張した。

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