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過去の代表的な5つの円安局面と今回の円安の違いは何ですか?

過去の代表的な5つの円安局面と、今回の円安では何が違うかを検証してみた。 今回と比較的似ているのは、米国のインフレ対策の影響で米ドルが大幅に上昇し、その結果「止まらない円安」となった1982年にかけて。 この時は、行き過ぎた米ドル高・円安が日米貿易不均衡を拡大させ、その後米ドル大暴落をもたらしたが、この点が今回とは異なっている。 米ドル/円の歴史においては、これまでも何度か円安トレンドが展開したことがあった(図表1参照)。 そんな過去の代表的な円安局面と今回では何が違うかについて、少し確認してみる。 1982年にかけて、米ドル高・円安が280円程度まで進んだことがあった。

円安はデメリットですか?

経済同友会の櫻田代表幹事は、19日の会見で「円安はデメリットのほうが多い」と述べたうえで、「円安が日米の金利差やアメリカでのインフレに基づくものだけでなく、日本の経済力や国力に起因するものが少しでもあるとしたら大変心配だ」と懸念を示しました。

円安の原因は何ですか?

そんな円安は、1998年夏からヘッジファンド危機、中南米危機と連鎖したことによりようやく歯止めがかかるところとなった。 この円安は、2001年に発足したブッシュ政権が、デフレに転落し低迷する日本経済を円安で支援するといった目的から米ドル高政策を採用したことがきっかけだった。 また当時は、2000~2002年にかけてITバブル崩壊の世界的な株安が広がっていたが、株安の震源地の米国で投資家が損失を埋めるべく外遊資金を引き揚げた「リパトリエーション」の影響もあった可能性が考えられた。 2008年の「リーマン・ショック」などをきっかけに、2011年にかけて75円まで米ドル/円は暴落した。 これは、5年MAを米ドルが2割下回るもので、「下がり過ぎ」懸念の強い動きだった。

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