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ゼロクーポン債って何?

ゼロクーポン債とは、クーポン=利率がゼロの債券のことをいいます。 利付債と異なり、 発行から償還までの間に利子が支払われることはありません。 そのため、利子に代わる何かを提供しないと投資家に購入してもらえません。 そこでゼロクーポン債は、 額面金額より低い価格で発行することで、償還差益が発生する仕組み になっています。 額面金額を割引いて発行するので、「割引債」といいます。 例えば額面金額100万円の債券を80万円で発行すると、償還差益は20万円(100万円-80万円)です。 この20万円が利子の代わりになります。 ゼロクーポン債の発行価格は、額面金額と発行から償還までの期間、償還までの最終利回りで計算されます。 計算式は下記のとおりです。

割引債ってどうなの?

割引債は途中の利払いがないので、満期まで長期で保有することで複利効果を得ることが可能です。 魅力です。 一方で割引債は 途中の利払いがない ため、利子の再投資を検討する必要がなく資産形成に取り組めます。 割引債は 保有期間中キャッシュフローがない ため、期中で受け取った利子の再投資リスクを排除して、資金計画をたてやすいのが特徴です。 当面使う予定のない資金で割引債の満期日まで運用できるのであれば、複利効果で効率よく運用でき、計画的にまとまったお金を準備できます。 一方で、割引債には以下のようなデメリットやリスクもあります。 購入した割引債を満期まで保有せず、中途解約する場合は売却時点の価格で取引されます。

割引債は個人でも購入できますか?

現在、割引形式で発行されている代表的な債券(割引債)には、償還期限が1年以内の短期国債である「 国庫短期証券 (2カ月・3カ月・6カ月・1年)」がありますが、法人のみに保有が限定されているため、個人は購入できません。 ※かつては割引金融債や中期割引国債が発行されていたが、今日では発行されておらず。 海外で発行される外国債券の割引債は、マーケットで「ゼロクーポン債」と呼ばれることが多いです。 現在、日本で購入できるゼロクーポン債は、証券会社によって大きく異なりますが、例えば、米国国債、カナダ国債、イタリア国債、スペイン国債、国際復興開発銀行債券(世銀債)など、高格付けのものが中心となっています。

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