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積算における一般管理費とは何ですか?

積算における一般管理費とは、工事価格の項目のひとつ。 工事にかかるすべての費用を算出し、業者がクライアントへ請求する金額が「工事費」。 そしてその工事費は、工事価格と消費税相当額で構成されます。 工事価格は、工事をするためにかかるすべての費用のことです。 まずは、工事価格の構成と内訳を確認しましょう。 上記の通り、工事価格は「工事原価」と「一般管理費」で構成されます。 工事原価は工事現場でかかるすべての費用です。 さらに純工事費として、材料費や職人の人件費など工事施工に直接かかる「直接工事費」、主に工事後に撤去される仮設設備費用の「共通仮設費」、現場管理者の人件費や現場事務所の維持費など工事現場を管理するための費用「現場管理費」から構成されています。

一般管理費等率とは何ですか?

一般管理費等率とは、工事原価に対する一般管理費の比率です。 工事価格を積算する際、直接工事費については材料費や労務費を一つひとつ積み上げて算出しますが、一般管理費などの間接工事費はこのような比率を使って計算します。 国土交通省では、一般管理費等率について「一定割合以上にしなくてはいけない」というルールを設けています。 なぜなら、コンペなどに勝つために工事価格を抑えようと思ったとき、削りにくい直接工事に代わって、真っ先に削られてしまうのが一般管理費だからです。 一般管理費を削ることは、本社・支社スタッフの給与などに影響を与えます。 なお一般管理費等率は、2017年1月分より約20年ぶりの利率の改訂が行われました。

一般管理費の代表的な項目は何ですか?

一般管理費の代表的な項目は以下のとおりです。 役員報酬 役員報酬とは取締役など会社の役員に対して支払われる費用です。 従業員給料手当、退職金 従業員の給料手当は労働に対する対価で、 退職金は過去の勤務の対価として退職時に支払われる費用です。

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