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有効求人倍率ってなに?

有効求人倍率とは、ずばり求職者一人当たりに対して何件の求人があるかを示す指標です。 あらためて後述しますが、求め方はシンプル極まりなく、有効求人数を有効求職者数で割るだけで算出できます。 たとえば、求職者20人に対して求人数が40件あった場合の有効求人倍率は40÷20で2倍。 一方で求職者40人に対して求人数が20件なら、20÷40で0.5倍といった具合です。 有効求人倍率が基準の1倍を超えている場合、基本的には高いとみなされます。 高いというのは、企業の採用活動が活発化しているのか、求職者自体が少ないのか、裏側の数字を細かく分析する必要こそありますが、企業側ではそう簡単に応募が集まらない一方、求職者側の競争率は下がることになり、結果的に求職者優位の状態だといえます。

ハローワークの有効求人倍率と新規求人倍率の違いは何ですか?

ハローワークでは、求人、求職のいずれも「有効期間を2カ月間(翌々月の末日まで)」と定めており、期限内にある「求職者数」と「求人数」を基に有効求人倍率を算出しています。 有効求人倍率と新規求人倍率は、どちらも「どれだけの人が職を求めており、それに対して何件の求人があるか」を示しています。 計算対象となる範囲が、それぞれ異なります。 「新規求人倍率」は、「その月に申し込まれた求職者数」と「その月に受け付けられた求人数」を基に算出。 一方、「有効求人倍率」は、両者に「前月から繰り越された求職者数と求人数」を加えて算出します。 そのため新規求人倍率は、より直近の景気や雇用動向を示す指標とされています。 有効求人倍率は、以下の式に当てはめて求めます。 有効求人倍率=有効求人件数÷有効求職者数

完全失業率と有効求人倍率の違いは何ですか?

完全失業率とは、15歳以上の人口のうち、就業者と完全失業者を合計した「労働力人口」に占める失業者の割合を示すもので、有効求人倍率と同じ「景気動向指数」の1つです。 雇用数は景気状況に応じて変動し、景気が悪いときは減少する傾向にあります。 この結果、失業者数が増えて完全失業率が上昇し、雇用数を減らすために有効求人倍率は低下。 逆に、景気が良いときは企業は雇用数を増やすため、完全失業率は低下し、有効求人倍率は高くなります。 このように、有効求人倍率と完全失業率の動向は、反比例しながら推移しています。 ただし、有効求人倍率は景気の状況にほぼ一致して推移する「一致係数」であるのに対し、完全失業率は実際の景気状況にやや遅れて変動する「遅行指数」です。

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