円安とは何ですか?

円安は逆に、他国の通貨に対する円の価値が下がる、つまり、他国の通貨を手に入れるために必要な円の量が増えてしまう状態のことです。 例えば、1ドル＝90円から1ドル＝100円となれば、1ドルを手に入れるために必要な円が90円から100円に増えてしまいます。 これが、円安です。 現在のドル円相場は、先述したように、外国為替市場における需要と供給のバランスで日々変動する「変動相場制」ですが、第二次大戦後しばらく経った1949年からは、1ドル＝360円に固定された「固定相場制」でした。 当時、米国は、いつでも一定量の金と交換できることを米ドルの信認の裏づけとして、各国通貨とドルの交換比率を固定していたのです。

円安はデメリットですか?

経済同友会の櫻田代表幹事は、19日の会見で「円安はデメリットのほうが多い」と述べたうえで、「円安が日米の金利差やアメリカでのインフレに基づくものだけでなく、日本の経済力や国力に起因するものが少しでもあるとしたら大変心配だ」と懸念を示しました。

円高 と 円安 はどう違いますか?

円高とは、他国の通貨に対する円の価値があがる、つまり、より少ない量の円で他国の通貨を手に入れられる状態のことです。 例えば、1ドル＝100円から1ドル＝90円になれば、1ドルを手に入れるために必要な円が100円から90円に減ります。 これが、円高です。 円安は逆に、他国の通貨に対する円の価値が下がる、つまり、他国の通貨を手に入れるために必要な円の量が増えてしまう状態のことです。 例えば、1ドル＝90円から1ドル＝100円となれば、1ドルを手に入れるために必要な円が90円から100円に増えてしまいます。 これが、円安です。

米ドル高・円安はなぜ始まったのか?

その意味では、1998年147円までの米ドル高・円安は、当初はそんな米ドル「下がり過ぎ」の反動から始まったものだった。 ただ、やがて1997年頃から日本の大手金融機関の経営破綻が相次ぎ、日本経済への悲観論が拡大していった。 このため、日本政府による円安阻止介入でも円安は止まらなくなっていった。 そんな円安は、1998年夏からヘッジファンド危機、中南米危機と連鎖したことによりようやく歯止めがかかるところとなった。 この円安は、2001年に発足したブッシュ政権が、デフレに転落し低迷する日本経済を円安で支援するといった目的から米ドル高政策を採用したことがきっかけだった。