投稿を報告する

認知症の金銭管理ってどうなの?

A.一人暮らしをされている方の金銭管理の問題は多いですね。 私が知っているある認知症の利用者の方は、近所の人に何かを手伝ってもらったお礼にお金を渡していたそうです。 近所の人も最初はよかれと思って手伝っていたと思うのですが、だんだんお金をもらうことが目的になってしまったようで、最終的に必要以上の金銭のやり取りが行われたということもありました。 認知症になると判断力が低下して、金銭のやり取りが今までと変わってしまう方がいます。 周りからみたら必要のないものを買ってお金を使うわりには、お金がもったいないからと食事や必要なサービスを控える人もいます。 お金に関しては、成年後見制度などを利用すれば、後見人が財産を管理するので本人のムダ遣いを防げるほか、後見人が契約の取り消しをすることもできます。

認知症の親の代わりにお金を管理することはできますか?

認知症の人は、自分でいろいろとできないことが増えていく、物忘れがあるということに不安を感じています。 その不安が、周囲の人に対する不信感や、責める言動になり、「お金は自分が管理しないと」と、ますますお金に執着するようになります。 もの盗られ妄想は、人間関係のトラブルの原因となってしまいます。 相手が認知症とはわかっていても、盗んだという疑いをかけられていい気持ちのする人はいないでしょう。 失くしたら困るという不安感から、通帳や印鑑を持ち歩くようになるケースもありますが、そうなると、本当に失くしてしまうという心配があります。 認知症の親の代わりにお金を管理することはできる?

認知症にまつわるお金のトラブルを回避するにはどうすればよいですか?

もし「財布が盗まれた」と疑われたら、落ち着いて話を聞き、いったん別の話題に切り替えるか、同居家族に間に入ってもらい助けてもらいましょう。 認知症にまつわるお金のトラブルを回避するために知っておきたい公的制度をご紹介します。 認知症になると、判断能力が鈍るケースが少なからず見られます。 金銭トラブルを回避するために、公的な制度を上手く活用していきましょう。

認知症で親の口座からお金を引き出すことはできますか?

認知症で本人だけでは銀行に行かせるのが不安なときに、一緒に行ければいいですが、連れて出掛けるとなるとひと手間かかります。 通帳やキャッシュカードを預かって、出掛けたついでに銀行で下ろせたら楽ですよね。 でも子どもとはいえ、親の口座からお金を引き出すのは問題ないのでしょうか。 結論から言うと、例え子どもであっても、親の口座からお金を引き出せません。 本人が同行しないのであれば、委任状が必要となります。 暗証番号がわかれば、ATMで引き出せますが、本人の同意がないと違法となってしまいます。 さらに、認知症であると銀行側が判断すると、口座が凍結され、使えなくなってしまう場合も……。 こうなってしまうと、この後解説する「成年後見制度」を利用しないと、口座凍結を解除できません。

関連記事

世界をリードする暗号資産取引プラットフォーム

ウェルカムギフトを受け取る