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貨幣の流通速度とは何ですか?

貨幣の流通速度は、 物価水準に生産量をかけた数字(名目GDP)を貨幣量で割った数字 、ということができます。 これでは今ひとつイメージしにくいと思うので、具体例を見ておきましょう。 ある経済はすべての生産をラーメンに注ぎ込んでいます。 1年間に100万杯のラーメンを作るこの経済において、ラーメン一杯は500円です。 この場合の貨幣量を500万円とすると、貨幣の流通速度はどのような値を示すでしょうか。 前述の式にこの経済の数値を当てはめると、次のようになります。 年間5億円をラーメンに使うこの経済の人々が500万円の貨幣量で5億円分の消費を行うには、貨幣の持ち主を100回変える必要があるというわけです。 貨幣量が5000万円に変われば10回、1億円なら5回です。

貨幣量と流通速度、物価と取引量は同じ経済圏ですか?

貨幣量と流通速度、物価と取引量が同じ経済圏であったとします。 図6. 貨幣量と流通速度、物価と取引量が同じ となると、その経済圏の購買価格総額と販売価格総額は、同じになります。 図6. MVとPT(購買価格総額と販売価格総額) これらを現実世界で考えてみましょう。 MとPTは以下の数値に置き換えることが可能です。 通貨量は一国の通貨量となるため マネーストック統計 、販売価格総額は一国の経済規模を表す 名目GDP となります。 図7. マネーストック統計と名目GDP フィッシャーの交換方程式(MV = PT)から貨幣の流通速度が導き出せます。 図8. フィッシャーの交換方程式からなる貨幣の流通速度 この式を利用して一国の貨幣の流通速度を表すと、以下の図8.のとおりとなります。 図9.

貨幣(硬貨)の流通高をご存知ですか?

日本銀行ホームページの統計サイト から、毎月末における貨幣(硬貨)の流通高を種類別(五百円、百円、五十円、十円、五円及び一円)に調べることができます。 貨幣(硬貨)の流通高は、市中に出回っている貨幣(硬貨)の合計金額(記念貨を含む。 )です。

貨幣数量方程式とは何ですか?

「 貨幣量に貨幣流通速度をかけたものは、物価水準に生産量(実質GDP)をかけたものと等しい 」という意味です。 この式を「 貨幣数量方程式 」と呼びます。 貨幣数量、すなわちMが増大するとき(貨幣注入)、この方程式が成立するにはVかPかYのいずれかが変動する必要があることがわかります。 Vは低下する必要がありますし、PかYは増加する必要があります。 このことは簡単な数字を入れればすぐに理解できるでしょう。 すべての値を1とすると、貨幣数量方程式は次のようになります。 この時、Mだけが2になったとします。 この式を成立させるためには、左辺の1が1/2になるか(貨幣速度の低下)、右辺のいずれかの1が2になる必要があります(物価水準か生産量の増加)。

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