Aave 価格（AAVE）JPY

24時間安値＆高値

アーベ(AAVE)は、DeFi(分散型金融)に分類されるレンディングプラットフォームの最大手プロジェクトである。

アーベ(AAVE)を利用することで、普段あまり使用していない暗号資産(仮想通貨)を貸し出すことにより利子を稼げる。

アーベ(AAVE)は2017年にETHLendという名称でスタートし、ICOで1620万ドルを調達していた。2018年にAaveとしてリブランディングを行い、2020年1月にイーサリアムのメインネットにローンチしている。

アーベ(AAVE)のレンディングアルゴリズムは、貸し手と借り手を直接マッチングさせるのではなく、資産を貯めておく「プール」を仲介させる仕組みとなっている。

アーベ(AAVE)の仕組み

アーベ(AAVE)で仮想通貨を貸し借りする際の利率は、プール内の資産がどれだけ使用されているかによって変動する。

アーベ(AAVE)では、プールに対して仮想通貨を貸し出すと、貸し出した資産と同額分の「aToken」が付与される。aTokenは、イーサリアムの共通規格ERC-20によって発行される独自の仮想通貨である。ステーブルコインのダイ(DAI)を貸し出せばaDAI、テザー(USDT)を貸し出せばaUSDTを受け取れる。付与されたaTokenを保有するウォレットには、利子がリアルタイムで付与されていく。付与されたaTokenは、貸し出した仮想通貨と同額分で交換できる。そのため、結果的にAaveに資産を貸し出すことで付与されたaTokenの利子分を、収益として稼ぐことができる。

aTokenとは別に、アーベ(AAVE)には「AAVE」という独自の仮想通貨も存在する。AAVEを担保にアーベ(AAVE)で仮想通貨を借り入れる場合、通常よりも手数料が割引される。AAVEは手数料の割引以外にも、ガバナンストークンとしての役割を持つ。AAVEをガバナンストークンとして発行することで、通貨の保有者による分散型の運営体制を実現している。

「フラッシュローン」

アーベ(AAVE)にはいくつかのユニークな機能が実装されている。最も特徴的なのは無担保で借り入れができるフラッシュローンである。

フラッシュローンとは、借り入れと返済が1つの同じトランザクション内で行われる場合に限り、担保資産を必要とせずに借り入れができる仕組み。つまり、無担保ローンが可能となる機能である。

アーベ(AAVE)では、基本的に借り手の需要よりも多くの資産がプールに存在している状態を維持できるよう設計されている。超過供給の状態を維持することにより、フラッシュローンの仕組みを実現できる。

フラッシュローンの用途としては、アービトラージ(裁定取引)を実行する場合などがあげられる。フラッシュローンを活用することで、手元に資産がない場合でも裁定取引を行うことが可能。

フラッシュローンは、ブロックチェーンの特性をうまく活用した仕組みと言える。裁定取引はイーサリアム上で開発されているが、そのイーサリアムは約13秒に1度ブロックが生成され、トランザクションが承認される仕組み。

つまり、フラッシュローンはこの13秒の間に行われるものであり、スマートコントラクトによる自動実行の仕組みならではのものだと言える。

ホワイトペーパー

公式サイト