Dai 価格（DAI）JPY

24時間安値＆高値

ダイ（DAI）とは、イーサリアム・ブロックチェーン上で発行されているERC-20トークン規格のステーブルコイン。それは米ドルの価値と連動（ペッグ）しており、常に1DAI≒1 ドルを維持するように設計され、イーサリアム（ETH）を初めとした複数の仮想通貨を担保に発行されている。

ダイ（DAI）は、デンマークの起業家ルーン・クリステンセン氏が2014年頃に開発したトークンで、現在は「MakerDAO」と呼ばれるオープンソースのDAO（分散型自律組織）にて、分散的に開発と運営が進行している。

MakerDAO は自律分散型組織のため、特定の誰かが全管理権を掌握して運営しているわけではない。全ての人はDAO（自律分散型組織） に参加する資格があり、共同でプロトコルを管理している。

ダイ（DAI）の特徴

Makerの主要プロダクト「ダイ（DAI）」は、米ドルに1:1でソフトペッグされている分散型ステーブルコインという点が特徴。

価格維持のため、全てのダイ（DAI）は過剰担保より価値が裏付けられている。発行主体は存在しておらず、「Vault」と呼ばれるスマートコントラクトに資産を預け入れることにより、誰でも発行可能。第三者および仲介者が排除されているトラストレス（信頼不要）な方法で発行および利用が可能なため、他のステーブルコインと比較して検閲耐性があり、透明性が高いことが特徴。

Daiは、多数のDeFiアプリに統合されており、イールドファーミングやトレードで利用されている。また、分散型でありながら価値が安定しているというその特徴から、貯蓄、決済および送金等、ブロックチェーン以外の分野においても、様々な用途で実用化が進んでいる。

ダイ（DAI）のユースケース

ダイ（DAI）は、検閲耐性や、耐改ざん性、ピアツーピアで安定した価値の転送、地理的制限の排除など、様々なメリットを持っているため、今後も幅広い分野でのユースケースが期待される。

決済：ドルと同等の価値が担保されているため、価格変動幅の大きい他の仮想通貨よりも法定通貨の代替決済手段としての利用が見込まれる。また、ピアツーピアで24時間・365日、どこにいても送金が可能で、即座に決済が完了するため、決済手段としても拡大が見込まれる。すでに、ダイ（DAI）を決済通貨として受け入れている店舗も海外では存在している。

貯蓄：他の暗号資産と比較すると価格低下リスクが低いので、貯蓄目的での利用が見込まれる。DeFi（分散型金融）の貸付プラットフォーム等に預け入れれば、日本国内の銀行に預け入れるよりも多くの金利を得ることも可能。

イールドファーミング：イールドファーミングとは、DeFi分野で様々なプロトコルに資産を預けることにより金利や報酬を稼ぐ、投資または投機の一種。ボラティリティの少ないダイは、他の仮想通貨と比較し、イールドファーミングでの利用も見込まれる。

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