TRON 価格（TRX）JPY

24時間安値＆高値

トロン（TRON：TRX）とは、クリエイターが動画や音楽などのコンテンツを公開できるプラットフォームを目指しているプロジェクトである。そのプラットフォーム上の基軸通貨が仮想通貨トロン（TRX）だ。トロンはまた、DApps（分散型アプリケーション）を構築するための最も人気のあるブロックチェーンの1つである。トロンの総供給量は1000億TRX。

ビットコイン(BTC)は1秒間に最大6つの取引を処理し、イーサリアム（ETH）が25個まで処理できるのに対し、トロンネットワークは24時間週7日いつでも1秒間辺り2,000の取引容量があるとしている。トロンプロジェクトは、コンテンツ共有とエンターテイメントに焦点を当てた分散型プラットフォームで、最大の規模を誇った2018年のファイル共有サービスBitTorrentの買収も行なっている。

全体としてトロンは目標を6つのフェーズに分割。シンプルな分散型ファイル共有サービスの提供、金銭的な報酬によるコンテンツ作成の促進、コンテンツ作成者が自分の個人トークンをローンチしたり、ゲーム業界を分散型にしたりすることが含まれる。

トロン（TRX）の特徴

トロンは、コンテンツクリエイターがオーディエンスと直接繋がれる環境であるとして自身を位置付けている。ストリーミングサービス、アプリストア、音楽サイトなど、中央集権化されたプラットフォームを排除することで、クリエイターは仲介コストを挟まなくて済むようになると期待されている。

また、これは消費者にとっては、コンテンツがより安価になるという期待もある。エンターテイメントセクターがどんどんデジタル化されている現状を踏まえると、トロンがこの業界にブロックチェーン技術を適用することでヘッドスタートを切るかもしれない。

さらに、Ripple Labs社などの大手企業から集まった有能で経験豊富な開発者で構成されたチームが、世界中に拠点を置いているそうだ。

最後に、他のブロックチェーンプロジェクトが開発計画についてあまり公にしないのに対し、トロンは今後数年の計画を示すロードマップを提供することで差別化を図っている。

トロン（TRX）の供給量

トロンの総供給量は1000億トークン以上となっている。

2017年にトークンセールが開催された際、個人投資家には1575億TRXが割り当てられたが、最初の新規暗号資産公開参加者には追加の400億が分配された。トロン財団は340億与えられ、ジャスティン・サン氏が所有する会社が100億分配された。

つまり、TRX供給量の45％が創立者とプロジェクト自体に行き、55％が投資家の間で分配されたことを意味する。批評家は、これは他の暗号資産プロジェクトで見られたものよりもはるかに高い比率であると主張している。

トロン（TRX）の創設者

トロンは現在のCEOであるジャスティン・サン氏によって創立された。1990年に生まれ、北京大学とペンシルベニア大学で教育を受けたサン氏は、過去にリップルにも関わりがあり、中華圏駐在所長も務めた。

トロンとサン氏はプロジェクトのホワイトペーパーで盗作として非難されている。ツイッター上では、文書の一部が、惑星間ファイルシステムなどのライバルサービスの提案書から無断で使用されたとの投稿が見られる。サン氏は、トロンの白書はもともと中国語で書かれたものであり、翻訳者は重要なトロンの特徴の詳細を翻訳できなかった可能性があると主張している。

ホワイトペーパー

公式サイト