USDC 価格（USDC）JPY

24時間安値＆高値

USDC（USD Coin：ユーエスディーコイン）はコインベースと米Circleの共同事業体「Centre」によって発行される米ドルを担保資産とする暗号資産だ。2022年5月時点で流通してるUSDCは531億ドルを超えており、USDTに次いで2番目に時価総額が高いステーブルコインだ。

USDCは2018年、初めてイーサリアム（ETH）上でローンチされ、その後はステラ（XLM）、アルゴランド（ALGO）、ソラナ（SOL）、トロン（Tron）上で採用されてきた実績がある。

米ゴールドマンサックスから出資を受けており、NYDFS（ニューヨーク州金融サービス局）が発行する暗号資産事業を行うための免許「Bit License」も取得しているため、比較的信頼できるプロジェクトであると言える。

USDC：ステーブルコイン

USDCはUSDTに次ぐ2番目に時価総額が高いステーブルコインだ。

ステーブルコインとは、端的に言えば「ボラティリティがほぼない暗号資産」の総称だ。「ステーブル」とは日本語で「安定した」と訳され、その名の示すとおり、価値を一定レベルに保つ仕組みが実装されている。

USDCは法定通貨米ドルに価格を「ペッグ（連動）」することにより価値を安定させる「法定通貨担保型」のステーブルコインであり、「1USDC＝1米ドル」と設計されているため、米ドルの価格変動と連動する形で価格が上下する。

米Circle、USDCの裏付け資産を公開

USDCトークンを運営している米Circleは、21年7月にUSDCの裏付け資産を公開した。該当レポートでは、監査などのサービスを手掛ける大手会計事務所Grant Thorntonが発行したものだ。レポートによると、21年5月28日時点でのUSDCの裏付け資産には、現金および現金同等物は約6割に過ぎず、社債、地方債、米国債、エージェンシー債、譲渡性預金、コマーシャルペーパーなどが含まれていた。

USDCはそれまで「米ドルを1：1で担保資産とするステーブルコイン」と紹介されてきたにも関わらず、同レポートで米ドルなどの現金以外の資産も含まれていたことから、一部コミュニティでは物議を醸していた。このため、Circleは21年9月までに透明性の向上と、USDCの裏付け資産を全て現金および米国短期国債としてのみ保有する方針を約束している。

また21年8月、Circleは米国で暗号資産の国法銀行（National Bank）になることを目指していると正式に発表した。

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