Zcash 価格（ZEC）JPY

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ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)は、「zk-SNARKs」という新しい形のゼロ知識暗号を実装した最初のプロジェクトである。

ジーキャッシュ(ZEC)、ユーザーにあらゆるデジタル通貨で利用可能な最強のプライバシーを提供。シンボルはZECで、2022年5月現在、1ZEC=16,138円となっている。

ジーキャッシュ(ZEC)は国内暗号資産取引所での取引銘柄ではないため、海外取引所で入手する必要がある。

機能

ジーキャッシュ(ZEC)は、以下の4つの機能がある。

1.効率的で使い勝手が良い

ジーキャッシュ(ZEC)は、高速で信頼性が高く、手数料が安価な送金、商品やサービスをデジタルで購入する手段として使用できる。

2.監査と規制に強い

ユーザーは、情報共有や第三者による監査、規制要件に準拠するために、プライベートアドレスとトランザクションを開示することができる。

3.分散型であり、攻撃に強い

ジーキャッシュ(ZEC)は、銀行や政府のような中央集権的な組織ではない。分散型であり、幅広い人々のネットワークによって維持されている。ハッキングされる中央のデータベースはなく、単一障害点もないため、システムを停止させたり、利用を妨げたりする当局が存在しない。

4.プライベートなアドレスとトランザクション

ジーキャッシュ(ZEC)の中核に、プライバシー保護が組み込まれており、送信者や受信者、取引金額を開示することなくジーキャッシュ(ZEC)を送受信することができる。プライバシーがあることで、デジタル媒体上で安全に取引することが可能。

プライバシー保護

ジーキャッシュ(ZEC)は、科学に基づき構築された、プライバシー保護のための暗号資産(仮想通貨)である。

ジーキャッシュ(ZEC)のアドレスには、プライベート (z-addresses)、透明型(t-addresses)という2種類ある。

Z-to-Zの取引では、取引が発生したことや手数料が支払われたことが、パブリックブロックチェーンに刻まれる。しかし、アドレスや取引額、メモ欄はすべて暗号化されており一般には公開されない。このような暗号化は、ゼロ知識証明の使用によってのみ可能となる。

T-to-Tの取引では、ビットコイン(BTC)と同じように機能する。送信者や受信者、取引額は、パブリックチェーンに刻まれ、一般に公開されている。

現在、多くのウォレットや取引所では、T-アドレスのみを使用しているが、ユーザーのプライバシーをより保護するためにシールドアドレスに移行しているものも多くある。2種類のジーキャッシュ(ZEC)アドレスは、相互運用が可能。

「zk-SNARKs」

ジーキャッシュ(ZEC)は、ゼロ知識暗号の新しい形式である「zk-SNARKs」を初めて広く応用している。

zk-SNARKsとは、「Zero-Knowledge Succinct Non-Interactive Argument of Knowledge」の略で、例えば秘密鍵を所有するような情報を、その情報を明らかにせず、また証明者と検証者の間の相互作用なしに証明できる証明構造を意味する。

ジーキャッシュ(ZEC)の強力なプライバシー保証は、シールドされた取引がブロックチェーン上で完全に暗号化され、それに加えてzk-SNARK証明を使用することでネットワークの合意ルールの下で、有効であると検証できることに由来する。

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